春に咲く「菜の花」
夏の「ひまわり」の「種」から
食用油脂を作ります。
油花では、潮風かおる花の岬で
有機農法にて栽培した菜の花、ひまわりなどを使用し、
選び抜かれた原材料を昔ながらの製法で商品を製造。
施設では様々な体験も可能です。
農業
● 育てる
海に広がる段々畑は、耕作放棄地、つまり荒地でした。最初は景観を良くしようという思いから植栽が始まりました。段々と開墾して畑を増やし、今では16haを超える広さになりました。
降り注ぐ太陽と海からの風は、植物の生育を促します。化学的なものは一切使わず、肥料を入れて耕運し雑草刈りも手作業、勿論農薬など一切使いません。
手間暇は掛かりますが、安心して使えるようにとこだわっております。
● 獲る
狭い段々畑には高度なテクニックが必要です。収穫もなかなかの効率の悪さです。
コンバインの刈り残しやコンバインの入れない狭所などは人の手で行います。
● 選る
収穫した種は乾燥して、ゴミや不純物を選別し除きます。乾燥機で乾かしたあと、ふるいで大きなゴミを取ります。昔ながらの唐箕(とうみ)を使います。ふるい掛けから、唐箕(とうみ)でごみを飛ばしていきます。
手間のかかるところですが、ここをしっかりとやらねば良いオイルは出来ません。
搾油業
搾る
県内初の圧搾法による搾油所を開所致しました。こだわりは「無添加一番搾り」です。
市販の安価な調理油はヘキサン等の化学溶剤を使用することで同じ種から少しでも多くの油を搾ろうとします。長崎鼻の圧搾法の搾油方法は、簡単に言えば「押し搾り」です。
まず、焙煎釜で種を煎ります。温度管理が重要です。押して圧をかけて搾ります。出来たのは「原油」です。時間をかけてお湯で洗い、汚れ分を取り除きます。和紙を使って濾していきます。じっくり丁寧に。
同じ種からあまりたくさん搾れませんが、安心・安全の油をつくるという点は譲れません。拘りの圧搾法による一番搾りの無添加オイルです。
搾った後に出る搾りかす、つまり「油かす」も残さず活用します。油かすは園芸用肥料や、家畜用飼料として使います。
商品 / 販売
商品/販売の3原材料へのこだわり
潮風かおる花の岬で有機農法にて栽培した菜の花、ひまわりなどを使用。また、選び抜かれた原材料を昔ながらの製法しています。
1.栄養成分へのこだわり
オメガ3・6・9をバランスよく含み、遺伝子組み換えの心配のない純国産種「ナナシキブ」で菜の花油を。酸化しにくく悪玉コレステロールを下げるといわれるオレイン酸および抗酸化作用の高いビタミンEを多く含むひまわり油を搾油しています。
2.製法へのこだわり
低温圧搾法による一番搾りにこだわります。化学物質を用いた抽出や脱臭等のプロセスを排除する事で人にとって大切な栄養成分を残し、体に悪い成分の発生を抑えます。何も足さず、何も引かず、素材本来の成分、味、色、風味など全てを大切に引き出します。
3.原材料へのこだわり
菜の花は純国産品種「ナナシキブ」を、ひまわりはオレイン酸を多く含む「高オレイン酸ひまわり」を使用しています。
体験
体験施設
ひまわり、菜の花油などを使った「加工体験」を行います。
コース、日程はお問い合わせ頂きますが、たとえば、「簡単、花の岬オイルで作るドレッシング体験」や、「無添加オイルで作るハンドクリーム体験」など、シーズンにより色々とご用意致しております